今ペットとして脚光を浴びてきているモルモット。
その割にはあまりどんな動物か知られておらず、謎に包まれています。
また、私自身も飼い出しましたが、身体の写真はあまりなく、異変が起きても気付かなかったりわからなかったりと不安が募ります。
そういった方々に向けて、生後3ヶ月のモルモットのビビ子に協力してもらって、各箇所を説明付きで大公開していきます。
モルモットをこれから飼う方や飼い出して自分の子が他と比べてどうなのか不安な方にぴったりな内容かと思います。
それでは本文をどうぞ!
撮影協力 ショートモルモットのビビ子(ViViKo)さん
年齢:3ヶ月
性別:メス♀ 女性
体長・体重:20cm・350g
種類:ショート(イングリッシュ)モルモット
職業:ニート兼フードファイター
趣味:ぼっーとする事・かくれんぼ
特技:動かない・大食い・早食い
トレンドの服装:モノクロに茶色の差し色
今回ビビ子さんに協力の元、写真撮影を行わせて頂きました。
普段は恥ずかしがり屋でぬいぐるみ状態ですが、出演料はもやし1本でこころよくご協力頂きました。
毛並みはさらさら、お肌つるつるのべっぴんさんです。
▽ビビ子との出会いはこちらから
イングリッシュモルモット全身の写真集
※全てクリックで拡大します。
モルモットの外見
外見はこのような感じです。
基本姿勢はこの様に両足で身体を支える様に座ります。
モルモットは捕食される側の動物なので、外敵からすぐに逃げれるような体勢を取る習性があります。
慣れていない場所や環境でふれ合うとこのような体勢になります。
飼い始めて1ヶ月はこの体勢しかみたことありません。
まるでぬいぐるみの様です。
慣れてくるとこのように頭を床に付け、足を伸ばしてくつろぐようになります。
飼いはじめの時は、警戒して最初の基本姿勢から動かないので、慣れてもらえるように時間を掛けて住みやすい環境を整えていきましょう。
モルモットの顔
一番気になるお顔ですが、大きくなってくる胴体と比べて小顔です。そのアンバランスさがかわいさを一層引き立ててくれますね。
モルモットの目・ヒゲ
モルモットの目はくりくりっとして基本的にまばたきもあまりしません。
これも先ほどの捕食される動物がゆえに外敵から身を守るために常に周囲を警戒できる様にする為です。寝るときも目を開けて寝ることが出来ます。
これも慣れてくるとなでた際に気持ちよさそうに目をどんどん閉じていってくれたりします。
このモルモットの目は薄がかった黒ですが、目が赤く体毛が真っ白なアルビノという種類もあります。
あまりまばたきをしないくせにチモシー(牧草)や小屋に猪突猛進でぶつかっていくので、目は常に怪我をしていないか見てあげた方がいいです。
うちの子も一日で治りましたが、常に片目をパチパチと痛そうに瞬きをしている日がありました。
モルモットのヒゲは口元の色と同じ色です。
なのでこの子は目元のヒゲは黒で、口元のヒゲは白くなっています。
ヒゲの長さは顔と同じくらい長いです。
モルモットの鼻・口・歯
モルモットの口と鼻は、身体の大きさに似合わず小さいです。
嗅覚は非常に優れており、人間や他のモルモットを嗅ぎ分ける事が出来ます。
エサも”クンクン”してから選んで食べ始めるので、においの好みもかなりあります。
においを覚えるので、飼い始めの際は、自分の衣類などにおいが付いている物を小屋に置くことによって慣れるのが早くなるという事も言われています。
モルモットの歯は、切歯(前歯)が上下合わせて4本、臼歯(奥歯)が16本あります。 画像では上の歯が1本に見えますが、上も2本に分かれています。そしてやっかいなことにモルモットは切歯も臼歯も生涯伸び続けます。
その歯を削ろうという習性がある為、げっ歯類の動物はケーブルも小屋もシーツも何でもガジガジと噛んでいきます。歯を削らないとかみ合わせが悪くなる『不正咬合』という病気にかかってしまいます。
それを防ぐためにも食べる姿がかわいいからとおやつばかりあげずにしっかりとチモシーを食べさせることが重要です。
モルモットの耳
ショートモルモットの耳はペラペラしており葉っぱの様になっています。
モルモットは聴覚が発達しており、非常にデリケートなので音に敏感です。
ちょっとした物音にも反応しますし、大きな音が鳴ると『グルルル・・・』とうなり声を上げます。
逆にチモシーの袋やエサの袋のガサゴソという音にも反応し、エサをやる前から『プイプイ~』と鳴いて『早く欲しい~』とねだってきます。
モルモットの手・足
モルモットの手足の裏表(前足・後ろ足)です。
手は4本・足は3本となっています。
モルモットの足に関しては、犬や猫の様な関節を想像してもらえば良いかと思います。
また、モルモットは定期的に”爪切り”が必要です。
上記の写真くらいに爪が伸びたら切りましょう。
しっかりと走り回ったりすれば、勝手に爪が削れて、あまり爪切りが必要の無い子もいますが、通常では1ヶ月を目安にしましょう。
爪が長いと引っかかったり、指が折れたりと怪我の元になります。
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モルモットのお腹・お尻
モルモットのお腹に関しては、ハムスターなどと違いどんどんどんどん大きくなっていきます。
この子はまだ4ヶ月目で350gなのでまだスッとしていますが、成体になればオスメスで差はありますが、体重も700g~1200gになると言われています。
体毛も背中よりは薄いです。
なのでモルモットは弱点にもなるお腹をあまり見せようとはしてくれません。
また、モルモットはオスメス問わず乳首が2つあります。
なのでここからでは雌雄の判断は付きません。
モルモットのお尻にある生殖器は一般的に性別判断で見られます。
これが一般的に言われていますが、生後間もないモルモットだと性別判断は非常に難しく、オスだと思ったらメスだったという事も珍しくありません。
実際にうちのビビ子も性別不明で迎え入れ、色々と聞いたり調べておそらくメスだろうと判断し、命名しました。
しかし最近形を見ていると『実はオスなんじゃね?』という疑問が・・・。
追記 生後半年が経過してどう見てもメスだと判明しました!想定通りで良かったです。
また、お尻だけは排泄物でどうしても汚れてくるので、定期的にぬれタオルなどで優しく拭いてあげることも必要になってきます。
ちなみにモルモットには尻尾はありません。
モルモットがなつくとこんな姿まで見せてくれます
まん丸いイメージのモルモットですが、なついてくるとびよーんと身体を伸ばしてくれるようになります。普段とは違う仕草を見せてくれるとより一層モルモット愛が深まってきますね。
こんな姿以外にも色々な仕草や鳴き声・表情をしてくれるのがモルモットです。
ペットを飼う上であんまり言いたくはないのですが、ビビ子は『5,980円』でした。
他のペットと比べても安すぎる…。
こんなにもかわいい生き物が5千円って何かさみしく感じます。
【まとめ】モルモットライフに役立てば幸いです
手間もそんなに掛からないし、愛情を与えれば与えるほどなついてくれるので、もしペットを飼うことを悩まれている方は、この記事が参考になればと思います。
また、現在モルモットを飼われている方は、もちろん個体差あると思いますが、自分の家の子がどこかおかしくなっていないかを早期判別する手助けとなればと思います。
この記事があなたのモルモットライフの役に立てば幸いです!!
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